paper airplane
繰り返す過ちに 何の意味が在るのかを
この両手いっぱいの 明日の行方に
照らしてみようとしたけど 僕一人ではあまりに怖すぎた
夢に見た未来都市は 輝きに満ち溢れていて
僕の目の前にある 明日の行方は
照らしてみようとしたけど 怖くて眼を逸らしてしまった
あぁ 曇る君の姿
あぁ 掴んでいたくて
そして 画面の前の僕
それは 画面の向こう側
背中を見せる君の姿を
追いかけて行きたくても 動けない
動かない、届かない
君に逢えない――――・・・・・
次々に建てられる 高層ビルの山々に
空は一面に 飛行機が飛び交う
止めてみようとしたけど 僕一人では何も変えれない
風に舞う少年は 百八の飛行機を飛ばす
意味も無いのに 夢達を逃がす
止めてみようとしたけど 意味もないから止めといた
あぁ 元気でいるかい
あぁ 憶えていますか
そして 画面の前の君
それは 画面の向こう側
微笑みかける君の姿を
思い出すの忘れても 戻れない
戻らない 変わらない
涙は忘れない――――・・・・・
あぁ 霞んでく
世界も夢も 君すらも
その手を拒むことが出来たのかい
温もりを分かち合えたのかい
微笑むことの意味すら 解らずに
君の手を 握った
そして 画面の前ふたり
それは 哀しみのお仕舞い
手を繋ぎ合う 温もりを知る
忘れることはないだろう
君の微笑み 繋ぎ合う両手の温もり